皮膚・排泄認定看護師の資格を取得する事でスキルアップを行う事ができます。この資格を取得するには、認定看護師養成機関における教育課程を修了し、認定看護師試験に合格する必要があります。そして、その中で看護師の免許を所持しており、さらに看護師としての実務経験が５年以上必要になります。また、ストーマ造設患者の看護を1例以上、創傷もしくは失禁ケア領域の看護を4例以上担当した実績も必要です。主にケアに関わる看護師への役割指導や急性期病院や回復期、在宅ケアなど様々な場所で活躍する事ができます。
主な役割としては、健常な皮膚を維持するためのスキンケアを行う事で、皮膚へのトラブルの予防や創傷の早期治癒のための介入を行います。またストーマを持つ患者が手術を受ける為の理解や指導そして、装具の選択を行い日常生活へのアドバイスをします。さらに、排便や尿失禁などの機能を改善する為のケアや指導なども主な役割の1つです。つまり、皮膚・排泄認定看護師は皮膚や排泄に関するエキスパートであり、患者の排泄や失禁などを管理し、治療後における生活の指導やケアなどを行います。この様に人工肛門や人工膀胱を要する患者を支援する事が重要な役割の1つとなります。看護師におけるスキルアップの1つとしてこの資格を取得する事で活躍の場を大きく広げる事ができます。さらに転職を行う際にも専門性が高い資格である為、有利になる場合もある資格と言えます。